今日も後場から

日経平均 15857.87 -297.58 日経先物 15800 -310 円/ドル  112.37
TOPIX 1615.86 -22.71 TOPIX先 1609.0 -25.0 10年国債 1.835
出来高 190640   NYダウ 11144.06 15.77 WTI 68.53
売買代金 26138   ナスダック 2193.88 13.56 657.50

今日も後場からの急落となりました。
先週までの「下げ」に関しては、円高懸念、米国株安、原油高、金利高などを、その理由として
いましたが、今日の後場からの下げについては、どう説明するのでしょうか?
「先物主導」で下げた! 
後場寄り、140円高(前場終値よりも20円高)ではじまった日経先物は、時間を追って下げ幅を
拡大、結局、-310円安の15800円で取引を終了しました。(後場寄りからは-450円安)
いつものことながら、売りが多ければ下げる!のですが、今日はちょっと異常?(やりすぎ?)
「株式先物売/債権先物買い/ドル買い」のポジション調整(裁定)が起きていました。

「ヘッジファンドが資金を米国に還流し始めた!」
「25日に大西洋に彗星が墜落する!」
「今夜の米国市場が暴落し、全世界的な株安に突入する!」  
「個人投資家が、株価の戻りの鈍さを嫌気して投売りに変わった!」・・・各紙より。

しかし、どれも「今日の後場からの下げ」には答えてはいないのです
どうして、「株/債権/為替」の「裁定」が、後場からおきたのか?
当然、「犯人」は、「青い目の外国人」ではないでしょう!(時差があるのです!)
そして、それらの「裁定」が、現物市場の「出来高/売買代金」には、全く、反映されていない!
要は、価格(株価)だけが下がっているのです。(日経先物の出来高も102792枚でした。)
短時間の間に、効率よく「裁定」を行った!とも推測されるのです。
日経先物の前場の出来高が、26336枚をみても、後場から集中したのが伺えます。
また、その「裁定」に、証券会社の自己部門が相乗り(売り)したのも事実でしょう。
それでなくても、不安心理は助長されるのです。
「利潤動機」で機敏に動く「輩」です、仕方ないと言えば仕方ないのですが。
でも、その行動が、結局は、彼ら(証券会社)の不信に繋がることは間違いありません。
彼ら(証券会社)の存続基盤自体が危うくなっていることに、誰もきずかないのです!
売りが多ければ下がる!  事実は事実なのですが。

「米国市場の暴落」の可能性は、かなり大きい!と言えますが、「今」ではないでしょう。
まだまだ、米国の矛盾は整合されています。おそらくは、10月以降?
「夢見の悪い」夜になってしまいますが、それでも、「安値」は買う!って決めましょう!
ここからの「トヨタの下げ余地」を予測しながら、個別銘柄の選別が大事となります。