日経平均 | 15907.20 | 308.00 | 日経先物 | 15920 | 360 | 円/ドル | 112.39 |
TOPIX | 1606.01 | 26.75 | TOPIX先 | 1610.0 | 34.5 | 10年国債 | 1.825 |
出来高 | 203580 | NYダウ | 11098.35 | -26.98 | WTI | 71.76 | |
売買代金 | 28547 | ナスダック | 2158.76 | -14.10 | 金 | 673.70 |
本日も先物主導の相場となりました。後場からは急落・急騰のジェットコースターでした。
現物市場は、昨日は258円安、本日は308円高、それでも、出来高・売買代金は同じ!
価格が乱高下しても、出来高・売買代金は、いつも同水準なのです。
この先物主導の不自然な状況を、N経済新聞は「日経平均先物、15年ぶりの大商い!」と報じ
「機関投資家のヘッジ売りが要因」と説明していました。
またまた、果たして? この記事、次回の「勉強会」の教材になりました。
どうも、先物に関しては、その実態を覆い隠すような記事が書かれますが、先物の出来高の
およそ90%は、証券会社の自己部門と外国人なのです。(「主体別売買動向」より)
さらに、外国人は外資系証券会社経由で、その実態はやはり自己部門?
その意味では、先物は90%証券会社の売買とも言えるかもしれないのです。
この様な売買を不自然と思わないところが不自然なのでしょう。
やはり、実態は実態として、正しく報道してもらいたいものですね。
さて、この様に偏重をきたしてしまった相場ですが、何しろ後場だけで440円の(下げ上げ)が
起きてしまうのですが、それでも、急速に、落ち着きを取り戻すのでは? と思っています。
A証券・O証券など中堅の証券会社の自己部門が「犯人」なのですが、なりふり構わずになって
きているようで、こうなると、この様な状況は長続きはしないのです。
今日の動きをみますと、先物を売り仕掛けても、その分現物が下がらない(裁定が効かない)!
さすがに、トヨタの1000円安は、下方硬直でしょうし、主力銀行株は各行とも「自社株買い」を
発表、現物が下がらなくなってきたのです。
おそらく、目先は、26週移動平均の16300円近辺へ収斂してくる!と考えています。
しかも、いつもの「2σ~-2σ:二標準偏差間」が週足ベースで2397円と、連日収束して
います。移動平均に絡めば絡むほど、次の「拡散」が生じます。
勿論、その時、上か下かは、残念ですが「標準偏差」は語ってはくれません。
その決め手は?
マインドの面では、「新興市場」の回復が欲しいところなのです。
少し、穿ってはいるかもしれませんが、「新興市場」の「指数」も下げ渋っているようです。
ここまで急落してきた「新興市場」です。
そろそろ、反発(急騰)の局面を迎えだしているかもしれません。
そうは言っても、まだまだ、バーゲン・セールは続いています。
狙い目は、やはり「有名ブランド」となります。