犯人の疲れを待つ!

日経平均 15693.75 -213.45 日経先物 15710 -210 円/ドル  112.43
TOPIX 1584.71 -21.30 TOPIX先 1586.0 -24.0 10年国債 1.855
出来高 169001   NYダウ 11117.32 18.97 WTI 69.86
売買代金 24578   ナスダック 2169.17 10.41 637.50

誰が何と言っても、「先物主導」なのです。やりたい放題の相場が続いているのです。
先週は、「円高」を懸念して輸出関連が売られた!と説明し、「円安」になればなったで、
「米国株安不安」とか高水準の信用買い残を嫌気!と説明する。
現物市場の、本日の出来高は16.9億株、売買代金は2.45兆円の低水準。(現物ではないのです。)
しかも、指数の寄与率の高い「大型株」指数が下げているのです。(先物が主因なのです。)
それに反し、日経先物の出来高は、連日の大商い、111281枚でした。
いくら、「売りが多ければ下がる!」といっても、たとえ、それが先物であっても、それなりの
「理由」は必要となります。
需給悪につけ込んで、「売りが売りを呼ぶ」展開は、やはり、是正されるべきでしょう。
この異常さに気がつかないことが、まさに異常なのです。
マーケットは自由といっても、基本的には「投資家保護」の精神は存在しているのです。
日経平均やトピックスといった「指数」自体を仕手化させてはならないのです。
「犯人」が特定されているのに、一切、お構いなしでは、一般投資家の育成にはなりません。
このあたり、当局の指導はあってもしかるべきなのですが・・・・。

もっとも、A証券にしてもO証券にしても、その会社自体の規模からすると、たとえ自己部門と
いえども、かなりの売買量となっています。
どれ程の敏腕デイラーがいるとしても、100%上手く行っているとは限りません。
当然、相当な緊張下に置かれていると思われます。
「異常」は、異常さゆえに、長続きはしないものです。
「犯人」は必ず、疲れるのです!
どうも、「犯人」の疲れを待つのも一法のようです。
もちろん、その間は、バーゲンセールは続いていきます。しっかり、狙い目を絞りましょう!

確かに、「金太郎飴」銘柄を力づくで買い上げた「ツケ」が回ったのは事実なのですが、
それでも、短期間で、トヨタが1000円、三菱UFJが50万円下がるのは、やりすぎです。
あれ程、「金太郎飴」の限界を言っても、耳を貸さなかった人達が、一転して「弱気」では
お天道様に何て説明するのでしょうか?
今こそ、レーテイングの引き上げのタイミングなのです。
くどいようですが、ポイントは
①日本株は、4/7日で天井を打ってしまったか?
②「新興市場」の回復はないのか?       この二点と考えます。