新興市場の夢を消すな!

日経平均 15915.68 -55.08 日経先物 15860 -120 円/ドル  112.30
TOPIX 1616.17 2.39 TOPIX先 1613.0 -2.0 10年国債 1.865
出来高 155079   NYダウ 11278.61 67.56 WTI 71.37
売買代金 19843   ナスダック 2210.37 12.13 651.00

注目の週明けでしたが(週末のシカゴ日経先物は16140円)、やはり先物主導で売られました。
現物市場の出来高は15.5億株、売買代金も1.98兆円と、相変わらずの低水準。
ただ、先週「15年ぶりの大商い」とされた日経先物の出来高は70042枚と急減してきました。
また、日経平均の-55.08円安に対し、トピックスは2.39ポイント高くなっています。
大型主力株が下げ渋っている中、先物で日経平均が売られた、しかも出来高は減少してきた。
やはり、先物は、売り仕掛けるにしても「出来高」がポイント、明日からの「出来高」に注目!
となります。まして、下げは後場からなのです。

また、それ以上に、「新興市場」の急落です。
本日も、J-stock指数、マザース指数、ヘラクレス指数など「新興市場」が急落、年初来安値
更新しました。(この水準になると個人の投げ売りとは思えません!)
たとえば、J-stockの「雄」とされたインデックス(4685)は120000円(11000円安)、今年1月の
304000円高値からの急落、長期間にわたって野村證券のレーテイング「2」を継続していた
そーせい(4565)は35000円安の172000円(16.9%安)、二年前の公開時の高値90万円から、何と
五分の一になっているのです。(野村のレーテイングは現在「3」)
この他、二分の一、三分の一の銘柄は、数多く、その痛手は計り知れません!
そもそも「新興市場」に、レーテイングを付与すること自体が間違っているのですが、そうならば
今こそ、その「検証→反省」が必要と思えます。
そして、更に大事な事は、その「検証→反省」を踏まえ、再度、「予測」を出すべきなのです
少しでも、「新興市場」に「夢」が残っているならば、ここは踏ん張りどころなのでしょう。
二分の一、三分の一になっているのです、この水準を売れるのは「個人」ではありません。
これまた「指数」に絡めた「利潤動機」のなせるワザなのです。
繰り返します、「新興市場」の「夢」を消させないためにも、買いを入れるべき時と思います。
従来の、二分の一、三分の一の「資金」で、同株数買えるのです。
えっ?「こんなリスクがある新興市場なんか・・・・」
新興市場って、本来、この様な市場なのです。一番の禁物は上がって強気なのです!
特に、バイオベンチャーやネット関連など、好不調は紙一重なのです。

全国のアナリスト諸氏、特に、新興市場にレーテイングを付与してきた方々にお願いします。
もう一度、「原点」に立ち返って、本来の「分析」を行ってください。
また、一般投資家の皆様、営業マンの皆様、もう一度、冷静に判断してみましょう。
時として、「遊び心」も必要なのです。相場には「お色気」も欠かせないのです。
そして、買いが多ければ、必ず、株価は上がるのです。