不安心理増幅の記事は?

日経平均 16764.09 -406.51 日経先物 16750 -470 円/ドル  118.06
TOPIX 1633.93 -49.88 TOPIX先 1635.5 -49.0 10年国債 1.715
出来高 335413   NYダウ 13270.68 -387.18 WTI 71.59
売買代金 47156   ナスダック 2556.49 -56.49 672.80

週明け、この週は「大変/大事な」一週間と述べました。
サブプライム問題による不安心理の増幅に、先物/オプションの思惑からでした。
今回の日本株の暴落は、オプションのなせる業と説明してきました。
この一週間を振り返って、その事が実証されたと思っています。
勿論、サブプライム問題に因る世界的株安の連鎖は否定できません。
まして、木曜日のパリバに端を発した問題は、予想外だったことも事実です。
間髪を入れなかった欧州中央銀行の資金供給も、そんなにひどいのか?って、逆に不安心理を
増幅、FRB/日銀の資金供給も、その時点では効かなかったのです。
では、資金供給は効かないか?
このブログでは、今回のサブプライム問題解決のためには?って説明で、FOMCの利下げでは
解決にならない、何故ならば、ドル安になってしまうし景気後退を認めてしまうからでした。
この直接的な資金供給は、世界各国が連携すれば、間違いなく効果を発揮するはずです。
ただ、根本的な問題解決にはなりませんね、あくまでも対処療法?
それでも、株価にとっては、bestではないにしても、かなりbetterと考えています。
マスコミが騒ぎ立てる一方で、目先は沈静化に向かっていると思われます。
何故ならば、「欧州株が大幅続落」「欧州 火消しに躍起」「日銀利上げ判断難しく」
「世界に影響飛び火」「実態把握難航も」 強烈な不安心理を煽る見出し!全てN経済新聞!
この新聞が、不安心理を強調しだしたら、それは99.99%鉄壁のシグナルでした。

この一週間、日経平均は-215.77円、トピックスは-38.61p下げました。
結局は、8/10日の下げが効いたのです。
では、サブプライム問題の震源地、米国は如何だったでしょうか?
米国時間でとってみれば、NYダウが55$、ナスダックが33p高いのです。
しかも、NYダウは、3/14日の11939.61$から、僅か四ヶ月で2000$急騰、その後の急落でも、
安値は、昨日の16057.86$(引けは13239.54$)に過ぎないのです。
反面、日本は?
トピックスは年初来安値を更新しています。
やはり、極東の不思議な国の不思議な株式市場なのです。
サブプライム問題が、世界株安の元凶ならば、どうして上海市場は高値を更新するのか?
香港は下がって上海は上昇する、どうしてでしょうか?
上海にはオプションが無いから?
そのオプションが、日本株暴落の真犯人であれば、次の9/14日のメジャーSQとなりますが現水準で
上か下か?どちらが効率が良いか? 何も、下がるとは限らないのです。

8/11日のN経済新聞の朝刊。
恐怖のサブプライム問題の解説の中で、見落としてはいけない記事がありました。
「ブラザー株保有11%超に上昇/ステイールが買い増し」
ブラザー(6448)は、7/24日に1898円の高値の後、8/1日の決算発表を理由にストップ安、
更にステイールのブルドック買収案を嫌って、8/8日には1228円の安値をつけました。
結局、ステイールは安値を、着実に買い増ししたのです。
では、誰が、どうしてブラザーを売却したのでしょうか?
表面上の決算悪(事前予想と違うだけで悪?)だけで叩き売られていました。
個人的には、このブログで紹介しましたが、TDKやブラザー、残念でしたが、僅かな利益で
手放しました。短期売買目的と全体の評価損拡大のための売却でした。
やはり、中長期の観点で、安値を持ち続けることが、肝要なようです。

そして、週明けです。
ここまで崩れてしまった相場です。楽観はできません。
それでも、安値を買う!と思えば、安値は安値なのです。
銘柄の選別に当っては、物色の対象が変わるかもしれない事に注意しましょう。
従来の、鉄鋼/非鉄/海運/商社では、あくまでも、戻りは17200円~17500円?
8/10日にトピックスは年初来安値を更新しましたが、そのトピックスの急落で裁定の対象となった
金融/通信/不動産/電力などはその最安値を更新していませんでした。
従来売られていた国際優良株と内需のセクターが、注目される可能性も出てきています。
先程の、ステイールではないですが、安値が演出されたものならば、急落銘柄は間違いなく
安値となっているのです。

追加。
週末の米国市場は、そうは言っても気がかりでした。
NYダウとナスダック、シカゴ日経先物の株価を直視してみました。(朝の5:15分まで)
FRBによる資金供給を考慮しても、実に落ち着いた株価の値動きでした。
とにかく、引け前一時間が、ヤバイ時間帯、この一時間で急落していたのです。
ヨーロッパの各市場も、結局は米国動向に左右されています。
8/10日の一日では判断は出来ないものの、この日は無難な一時間だったのです。