信用評価損率は語る!

日経平均 14470.76 161.20 日経先物 14440 170 円/ドル  114.91
TOPIX 1485.98 19.84 TOPIX先 148.30 21.5 10年国債 1.770
出来高 173233   NYダウ 10816.92 110.78 WTI 69.14
売買代金 23617   ナスダック 2086.00 13.53 565.50

6/9日現在の「信用取引の評価損率」-19.7%になっているそうです。
6/13日の暴落時(日経平均-641円安)には、-20%を超えていることが予想されます。
実はこの評価損率が-20%を超える!ッテ事態は、めったに起きることではないのです。
「信用取引条件」を考えれば、一目瞭然となってきます。
現在の「信用取引条件」は、委託保証金率が30%、株式担保掛目が80%で、90年の10/5以来の
緩和状態の継続となっています。
単純な計算です。
300万円現金(株券ならば評価額が375万円)を預ければ、1000万円の売買が可能になります。
その1000万円で-20%となれば、維持率の20%を切って追証の発生となります。
不足の担保を入庫するか、建て玉を損切りするかの二者択一となります。
この行為が遅延すれば、「オートセル」(自動決済)となります。
したがって、評価損を引きずって、その数値がどんどん悪くなるって、頻繁にはおきないのです。
2001年以降、この評価損率が-20%を超えたのは、三回あります。(最高は01年9月の-28.1%)
ただ、その三回とも、信用の買残は2兆円以下なのです。
評価損率が-20%を超えても、評価損の絶対額は、今回と比較になりません!
今回は、6/9日現在の買残が49390億円です。
買残自体は、ピークが2/10日の59836億円ですから、丁度、一兆円減少していますが、それでも、
一兆円の評価損があるってことなのです。
追証になった場合、先ずは、担保の差し入れを考えます。
現金は?担保に入っていない株券は?投資信託は?
インド株投信?中国株投信?ブリックス投信?それらは流動性がないのです。解約すれば・・・?
それらの「新興諸国」の株が急落するのは当然なのです。
また、国内でも、下がっていない「電力株」が売られたり、運用成績を誇った「トヨタグループ・ファンド」
が急落したり、その影響は計り知れません。
今日も、全く懲りずに「先物売買」は大商いですが、正に、「世界同時株安」と煽りながらも、
この個人投資家の陥った「信用取引の弱み」につけ込んでいる事は自明なのです。

さて、ではどこまで下がってしまうの?
それは、追い詰められた「信用買残」があとどのくらいか?にかかります。
しかも、その「弱みの状況」は、誰にもわかりません。
ただ、その状況が、もっとも顕著に表れていた「国内・新興市場」が回復しだしているのです。
マザーズ指数でみれば、6/2日の1188.44ポイントが、本日で1439.49ポイントで21.12%も回復
してきているのです。
まだまだ、この暴落の余波は予想されますが、「安値を買う!」しかも、買い下がりで!