またしても先物?

日経平均 17254.73 -110.32 日経先物 17250 -180 円/ドル  117.32
TOPIX 1711.06 -12.80 TOPIX先 1712.0 -18.0 10年国債 1.670
出来高 224338   NYダウ 12397.29 -71.78 WTI 62.93
売買代金 28601   ナスダック 2437.43 -18.20 662.50

先物主導の売り仕掛けでした。
昨日指摘しましたが「どう考えても異常」だったのです。
日経先物が、シカゴとそれを受けての日本で、全く不連続になっているのです。
今日は、シカゴが17415円で大阪の寄り付きが17390円で、僅か-15円の違いだったのですが、
それでも五日連続(昨日までは大幅な違い)の大阪安となっています。
昨日は「何かが画策されているのか、何かを解消しているのか?」と述べました。
今日、特に後場からの先物の動きは、この仮定(推測)を裏づける結果となりました。
昨日までは、狭いレンジのなかで「上げたくない?」圧力を感じましたが、今日は、その画策が
一転、値幅を取りに(急落)に働いたように思えます。
現物市場に実需の買いが少ないため、先物業者の思う壺になっているようです。
楽観は許されませんが、それでも昨日までの動きと今日では、随分違っているのです。
先物主導の急落は、必ず、現物で「裁定」されるのです。
その現物市場で、どの個別銘柄が下がっているか?ここに注目しています。
指数に対する寄与率の高い主力株が、軒並み下がっているのです。
逆に、当たり前の事ですが、実需が入った日立や三菱重工は上がっているのです。
ロイターでは「為替が円高ドル高に振れたことが株安の要因」と説明していましたが、またまた
頓珍漢な解説で、為替も裁定の一つと考えるべきなのです。

ここ五日間の日経先物を見る限り、その価格形成は異常でした。
その異常が、今日の急落で露呈してきました。
今晩のFRB議長発言も気になるところですが、どちらにしても異常は長くは継続しません。
週末の30日(金)は期末となります。
期末の価格形成に関しては、監視の目が光っています。(本来は逆の目的なのですが)
やはり、今回の先物主導の画策の「狙い」は、今日か明日か?
その意味では、明日、一段安ならば積極的な対応か?

手元に野村證券の「投資戦略新報(3/23)」が置かれています。
残念ですが、一貫した投資展望が、やや変調していました。
「4~6月の日本株はやや軟調な展開を想定している。」
「TOPIXは2/26日の1817pが当面の高値であったと見てよさそうだ。」
4~6月が軟調ならば、下値のメドは?
そして、このレポートでは「日本株は年後半には再び年初来高値をトライするタイミングを
探ると見ている。」と逃げの結びをしています。(従来との整合性か?)
僅か一週間前に「ここからは買場を探す時期」「後から振り返ってみれば本年最高の買場」と
明言していた同じ連中なのです。折角、高い評価をしたばかりだったのに?
それこそ、大局観が求められているようです。

個別銘柄では、コア銘柄に関しては、本日の安値をメドに買い下がり。
本日の安値は、トヨタ7560円、キャノン6360円、信越7060円、武田7810円となっています。
また、銀行株に関しては、3/19日安値を視野にいれて買い下がり。
3/19日の安値は、三菱UFJが126万円、三井住友が101万円、みずほFが733000円です。

 

シカゴと大阪が不連続?

日経平均 17365.05 -156.91 日経先物 17430 -40 円/ドル  118.04
TOPIX 1723.86 -17.51 TOPIX先 1730.0 -7.5 10年国債 1.640
出来高 187819   NYダウ 12469.07 -11.94 WTI 62.91
売買代金 24626   ナスダック 2455.63 6.70 663.90

実は、この四日間(3/22日~27日)妙な事が起っているのです。
シカゴの日経先物と、それを受けての日経先物の「寄り付き」が、全く不連続なのです。
3/22日(木)が、シカゴが17475円で終了、大阪の寄り付きが17400円、-75円安。
3/23日(金)が、シカゴが17575円で終了、大阪の寄り付きが17460円、-115円安。
3/26日(月)が、シカゴが17535円で終了、大阪の寄り付きが17450円、-85円安。
3/27日(火)が、シカゴが17490円で終了、大阪の寄り付きが17390円、-100円安。
四日間とも、シカゴより大幅安となっているのです。
いくら、シカゴと時差があると言っても、これは、どう考えても異常なのです。
誰かが画策している以外に、こんな事は起り様の無い事なのです。
しかも、日経平均の値幅は、先物で210円、現物で178円と、値動きの割には狭いのです。
何かが画策されているのか、何かを解消しているのか?
三月末の権利付き/権利落ちに関して、何かか起きている事は間違いありません。

少なくても、日経先物を「上げたくない?」圧力が働いているのです。
この四日間、現物市場は「権利付き/権利落ち」にも拘わらず閑散状態が続いています。
その状況があって、こんな妙な価格形成が起きてしまうのです。
実際、日立や三菱重工など、実需の買いが入っている銘柄は値上りしているのです。
ただ、ここまでシカゴと不連続に売っても、値幅は狭いのです。
今日も、後場から17340円(-130円安)まで叩いても、現物が終了した15時からは買い戻され
結局は17430円(-40円安)で引けています。
日経平均は17365.05円の-156.91円(配当落ち分が約90円)で、65円先物高となっています。
どんな意図なのか?
どちらにしても、先物主導の利潤動機なのです。
問題は、こんな不自然なことが、平気でまかり通ってしまうことなのですが・・・・?

最も信頼の出来る指標は「連鎖株安後の戻り歩調が急ピッチだった事への警戒感」と解説して
いました。最も回復の鈍い日本市場を、どうして急ピッチっていえるのでしょうか?
この四日間ですら、こんな不可思議な価格形成になっているのです。
異常は異常が故に必ず是正されます。
たとえ利潤動機と言っても、無理には限界もあるのです。
野村證券の「大局観」が妥当であるならば、不自然な価格形成によって安値があるならば、
それはそれで、丹念に安値を拾うことが肝心となります。

トヨタ/キャノン/武田/信越の押し目。
銀行株(三菱UFJ/三井住友/みずほ)の再度の安値チャレンジ。
ホンダ/NTT/東電などのブランド銘柄の押し目。
狙い目は、まだまだ、安値は拾えるのです。

 

需給構造のミスマッチ?

日経平均 17480.61 61.41 日経先物 17440 60 円/ドル  118.08
TOPIX 1741.94 10.14 TOPIX先 1736.0 8.5 10年国債 1.605
出来高 190176   NYダウ 12461.14 13.62 WTI 61.69
売買代金 26534   ナスダック 2451.74 -4.18 664.20

どうも変な市場なんです。
シカゴの日経先物は17575円(前日の大阪比+195円高)だったのですが?
それを受けての日経先物の「寄り付き」は、17460円!
しかも、その後、10:30分には17340円の-40円安まで売られてきました。
シカゴ終了から寄付きまで、特段のニュースも伝わりませんでした。
ここまで不連続になるのも珍しいのですが、一体どうしてでしょうか?
N経済新聞解説の「期末を控えての売却」でも「利益確定の売り」でもありません!
先物主導のなせるワザ!
現物市場が閑散のために、先物市場では、その分裁量が効いてしまうのです。
現物市場と先物市場の価格形成に「歪み」が生じているのです。
先物市場で「指数」の価格が決まり、個々の現物で「裁定」される、変な市場?

ただ、従来と違ってきたのは、閑散な現物市場も、トヨタ/キャノン/武田などの「コア銘柄」
全く下がらない、しかも急落の悪役となった銀行株も上昇に転じました。
先物市場自体の需給も、裁定買残の減少で需給は改善に向かっています。
先物市場は、現物市場で裁定できなければ、それ自体は「ゼロサム」の市場です。
裁定買残が積み上がるまで、株価上昇の余地ができた?と考えるべきでしょう。
世界同時株安とかサブプライム問題による米国株安で?って変に納得しないで、日本株急落の主因は
日本株市場の「需給構造のミスマッチ」にあるのです。
現物市場は「外国人買い」に、先物市場は業者の利潤動機に握られているのです。

その外国人の動向ですが、3月第二週も「売り越し」で三週連続の売り越しとなりました。
第三週は申告/株数ベースでは660万株の売り越しになっていましたが、29日発表の金額ベースの
実数値は、おそらく買越しに転じていると思います。
日本株の急落は、必ず、外国人の売り越しと合致しています。
しかも、その期間は「円高」になっているのです。
株安と為替の裁定は明白で、逆に「円高」で下がっているならば、その後は急回復するのです。
世界同時株安の世界的な戻り相場にあって、日本株の戻りの悪さは、ここに主因があるのです。
日本株急落の「四要因」を確認しましょう。(3/17日のブログ参照)
①の新興市場の低迷以外、②~④はすでに改善に向かいだしているのです。

売りが多ければ株価は下がる!
では、買いが多ければ?
小学生の社会化の授業、この当たり前の事がわからなくなってしまうのです。
銀行株はどうして下がったのか?
とにかく、安値を買う!に徹しましょう。

尚、3/26日(月)は東京へ出張します。
次回のブログは、3/27日(火)となります。宜しくお願いしたします。

 

日本の株の戻りは?

日経平均 17419.20 256.00 日経先物 17380 240 円/ドル  117.48
TOPIX 1731.80 23.51 TOPIX先 1727.5 21.5 10年国債 1.545
出来高 216576   NYダウ 12447.52 159.42 WTI 59.61
売買代金 28691   ナスダック 2455.92 47.71 660.00

日経平均が三日間で+675円上昇してはいるのですが?
本日は、値上り銘柄数が1453銘柄、売買代金20位の銘柄が全て上昇の全面高。
それでも、世界同時株安の連鎖に巻き込まれたハズの日本株式の戻りは?(高値から-4.82%)
上海株安から世界同時株安へ!そして、サブプライム問題から米国株の急落!
その上海は、もう完全に復活し、米国もNYダウは-2.73%、ナスダックも-2.73%なのです。
どうして、日本の株の戻りが鈍いのでしょうか?
答えは簡単なのですが・・・・・。

日本の株式に関しては、その買いの主体に偏りがあるからなのです。
まずは、実需(現物)に関しては、外国人頼みで、外国人売りに対しては為すすべを失う?
次に、先物主導の指数売買の影響が大きい事なのです。
今回の日本株の急落は、6兆円を越えた先物の裁定買残が主因だったのです。
それに、日銀の利上げによる「円キャリーの巻き戻し」と、米国株安が重なり、外国人売りを
誘発(これは単なるポジション調整と考えます)したのです。
その外国人が買いに回らない分、戻りが鈍いのです。
ただ、裁定買残は、推定ですが六日間で1兆7000億円も減少したのです。
間違いなく需給は好転しているのです。
この三日間で+675円上がって、その出来高/売買代金は?
現物は低水準で、先物も、その出来高は減少してきています。
いつもの事ですが、出来高/売買代金が少なくても、株価は上昇するのです。
そうですね。売りが減っているのです。(需給の改善は明白なのです。)
そして、寄り前の申告ベース/株数ベースの外国人動向は八日ぶりに買越しに変わりました。
その意味では、明日以降の外国人の動向に注目となります。

今週の「週報」では、今週のポイントとして次の三点をあげました。
①銀行株は下げ止まるか?→下げ止まれば日本株も上昇?
②外国人の売り越しは続くか?→外国人の売りが止まれば日本株も上昇?
③為替は115円で止まったか?→円高と株安の裁定が止まるか?(日本株は上昇?)
如何だったでしょうか?
反面教師の側面を含め、ご参考になれたら・・・・・と思っています。

とにかく、基本です。安値を買う!
どんな株でも、たとえトヨタやキャノンでも、煽られて高値を買ってしまうと持ちきれない
ものです。しかも、安値ほど買えるのですから・・・・。
今週も週報で説明しました。
コア銘柄(トヨタ/キャノン/武田/信越)を買うには!
後は、検証と反省の繰り返しとなります。

 

opinion-leaderは?

日経平均 17163.20 153.65 日経先物 17140 140 円/ドル  117.81
TOPIX 1708.29 14.21 TOPIX先 1706.0 18.5 10年国債 1.560
出来高 190100   NYダウ 12226.17 115.76 WTI 56.59
売買代金 26657   ナスダック 2394.41 21.75 654.29

今週の「週報」で、野村證券の「日本株投資戦略(3月号)」を紹介しました。
「安値局面は割安優良株投資の好機に」とし「大局観を確認しよう!」とありました。
具体的には「08年三月末のTOPIXを2000pと見ている」とし「一見強気に見える株式展望は・・・・・・
それなりに蓋然性が高いと思われ・・・・」「売られ過ぎの感が強い銀行、小売に加え、徐々に
自動車・精密への注目も高めていきたい。」(同投資戦略3月号:3/12日)
そして、同証券は3/15日の「日本株市場コメント」では、
「調整は後半戦、ここからは買場を探す時期」と明言し「TOPIX=1600台、日経平均株価16000円台
は後から振り返ってみると、本年最高の買場の一つであった、という形になる公算」と断言。

注目は、これらのレポートが急落の最中に出されていることなのです。
一貫して、自らの主義主張を繰り返す事は、なかなかできることではありません。
実際、上がって強気、下がって弱気は世の常!しかも、一寸先は闇!なのです。
リーダーであるが故にやるべきことも、リーダーであるが故に出来難いものなのです。
結果は、あくまでも結果で、それを恐れていては前には進みません。
その意味で、opinion-leaderとしての主義主張が感じられているのです。

今週の「週報」では「転んだ後の受身」の大切さを述べました。
要は、危惧は危惧で、用心は用心、用心していれば危惧はある程度は防げるのです。
そして、この用心が余裕を作ってくれます。
このブログのコンセプトは「安値を買う!」でした。
安値は、下がっていなければ買う事はできません。そのためには、余裕が不可欠なのです。
この水準が、本年最高の「買場」であっても、疑心暗鬼では?

今週に入り、月/火の二日間で、日経平均は419.05円上昇しています。
その特徴は、出来高/売買代金が低水準(19億株/2.7兆円)だって事なのです。
要は、先物中心の「解消売り」が少なくなったのです。だから、現物が低水準なのです!
また、世界同時株安の連鎖?のなかで、NYダウは-3.9%、ナスダックは-4.7%、英国は-3.5%
独逸は-4.7%まで回復してきました。日経平均は-6.3%、トピックスは-6.4%なのです。
震源とされる米国の回復に比べ、どうして日本の戻りが悪いのでしょうか?
原因は、日本独自の「需給」にある(あった)事は明白なのです。
短期間の間に、1兆7000億の「裁定買残」が減少したのです。
そして、これによって日本株は急落し、その結果として、需給は改善しているのです。
今回の急落も、日本独自の構造上の問題が主因だったのです。

どうして、銀行株は下がるのか?
どうして、新興株はさがるのか?
実際、3/19日(月)は日経平均が265.40円の大幅高の中、銀行株と新興株は、安値を更新?
指数自体が大量に売られるからです!
そして、3/20日(火)は、この銀行株と新興株の下げが止まり?
指数やオプションであれば、期末(3/26日最終)が意識されるからです。
その意味でも、06年3月末を大幅下方修正したみずほF(8411)の株価は?
注目の週末(木/金)となりそうです。