新興市場の醍醐味は?

日経平均 16435.74 34.01 日経先物 16500 70 円/ドル  114.78
TOPIX 1576.02 9.19 TOPIX先 1583.0 11.0 10年国債 1.670
出来高 174993   NYダウ 13778.65 19.59 WTI 79.53
売買代金 22891   ナスダック 2683.45 15.50 738.80

NT倍率(日経平均÷トピックス)の修正がおきています。
昨日は日経平均が+89.12円高に対しトピックスが+14.76p高。
本日が日経平均が+34.01円高に対しトピックスが+9.19p高となっています。
NT倍率は、先週末の10.51倍が10.42倍となってきました。
先物主導でトピックスから売り叩く?その構図が、少し変わってきています。
三菱UFJが分割の関係上、今週は売買停止になっている事もあるかもしれません。
それでも、おそらくは、主要銘柄が下方硬直的になってきたため?と考えています。
危険水域突入を指摘しました三井住友は、昨日の765000円から10%上昇しました。
本日は、トヨタ/ホンダ、通信(NTT/ドコモ/KDDI)など、トピックスへの寄与率が
高い銘柄が売られていました。それでも、トピックスは上昇しているのです。

そして、本日の注目は、マザーズでした。
マザーズ指数が、51.33p高!率にして8.13%上昇しました。
マザーズ市場で注目していましたACCESS(4813)は、六日連騰で23200円→396000円へ!
僅か六日間で70%の上昇ですから、新興市場の醍醐味が復活しているようです。
新興市場でも、何かが変わってきているのです。
当然、この上昇に、ファンド等の運用は付いてこれていないと思われます。
ショートを優先した持たざるリスクが、場合によっては相場を変えるかも知れません。

同じことがSUMCO東京精密などにも当てはまるかもしれません。
SUMCOは3900円→4600円(17.9%上昇)、東京精密が2135円→2340円(9.6%上昇)二日間で。
不当な急落だけに、今後の上昇余地も大きいかもしれません。
この様な、急落した中堅の優良株や、新興市場の戻りには、それなりの妙味があります。
当然、ファンド等は、そのパフォーマンス向上に迫られます。
出遅れ業種、急落銘柄への物色など、銘柄選別は広範囲になってくるかもしれません。

本日の値上り銘柄/値下り銘柄は、1240/385銘柄で、ある意味で全面高でした。
この全面高の中、ドコモが160000円と年初来安値を更新しています。
ドコモの上場来安値は159000円ですから、これまた「危険水域」なのです。
ドコモの業績は別としても、160000円で配当利回りは3%となります。
ここまで来てしまうと、やはり経営の株価に対する無頓着なのでしょう。
同様に、アドバンテストの3400円、東京エレクトロンの7120円など、年初来安値の更新となっています。
ドコモの155000円?アドバンテストの3330円?東京エレクトロンの6900円?
買い下がると思えば、安値は買い!なのです。

今週のポイントは?

日経平均 16401.73 89.12 日経先物 16430 160 円/ドル  114.58
TOPIX 1566.83 14.76 TOPIX先 1572.0 30.5 10年国債 1.685
出来高 189204   NYダウ 13759.06 -61.13 WTI 80.95
売買代金 26576   ナスダック 2667.95 -3.27 739.30

今週の「週報」の要点を述べます。
まず、三井住友に関してですが、時価総額6兆円われは「危険水域」に入りました。
その時価総額は、昨年末の94351億円が59162億円へ(本日安値765000円で)!
九ヶ月間で35188億円激減、その順位も四位から11位へ急落しています。
株価は、必ず、何かを催促します。
少なくても、企業買収する側からみれば、千載一遇のチャンスとなっているのです。
HSBCの日本進出ならば、いっそのことトヨタに吸収されるが日本自身のためか?
トヨタにしてみれば、嫌いな住友から大好きな三井への恩返しか?
その意味から、「上か下か?三井住友は危険水域に?」と述べました。
本日、765000円へ安値更新後、急反発!812000円の29000円高で引けました。

次に、SUMCO(3436)です。
MS証券による目標株価の引き下げ(6400円→3500円)に異議を唱えました。
どうして、このタイミングで、こんなレポートをだしてくるのか?
何か思惑めいたものが感じられるのです。
本日、SUMCOは、一時ストップ高の4600円となりました。(引けは4400円)
同じことが、本日も下げ止まらない「半導体関連」についても言えるのではないでしょうか?
アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、東京精密(7729)やアルバック(6728)・・・・・
業績先行き懸念?にしても、絶対的な株価水準は、すでに過小評価では?

そして、全体としてはNT倍率(日経平均÷トピックス)が10.51倍と異常値へ!
その修正の為には、銀行株とトヨタ/ホンダの動向に注目!と述べました。
結局は、外国人主導の市場です。
株は売りが多ければ、必ず下がります。
9月の第二週には外国人が6066億円の大幅な売り越しになりました。
これ程の大量な売り越しでも?(下値の硬直性が見え出したかもしれません!)

本日、東証の斉藤社長が記者会見で、今回のサブプライム問題で、日本が一番株価が下がった
理由として、外国人の委託売買のシエアをあげていました。
また、週末の日経新聞では、郵貯の日本株売りについて特集していました。
やっと?その本質に迫り出したかもしれません。
要は、日本株は、どう有るべきなのか?

以上を踏まえ、今週のポイントです。
①NT倍率が修正されるか?(先週末の10.51倍は異常?)
→トヨタ/ホンダの戻り?と銀行株の下げ止まりは?
②半導体関連株が下げ止まるか?
→SUMCO/信越化学の動向?アドバンテスト/東京精密/東京エレクトロンの動向は?
③不動産株の底入れの可能性(三菱地所/三井不動産/住友不動産)
→東京に加え大阪の再開発、モゲージ市場の整備など話題は豊富?

トヨタが三井銀行を?

日経平均 16312.61 -101.18 日経先物 16270 -110 円/ドル  114.80
TOPIX 1552.07 -14.77 TOPIX先 1541.5 -22.0 10年国債 1.680
出来高 193679   NYダウ 13766.70 -48.76 WTI 83.32
売買代金 26320   ナスダック 2654.29 -12.19 739.90

FRBの手腕、日銀の無策が際立った一週間でした。
また、年金に代表される国内機関投資家の倫理観の欠如もハッキリしてきました。
世界的な株式の回復過程で、どうして日本だけが戻れないのか?
いつもの事ながら、売りが多いから! 国内に買いの主体が存在しないからなのです。
外国人が売ってきたら、為すすべなし?
それどころか、逆に、その下げを加速する業者の動き。(先物など自己部門)
9月第二週は、外国人の大幅な売り越しとなりました。(6066億円)
この数値から、本格的な外国人売りを懸念する解説が目立っています。
確かに、ここまで外国人に依存する市場になってしまいました。(残念ですが!)
その懸念も当然と言えば当然で、仕方ないと言えば仕方がないのです。
ただ、その懸念の前に、どうして国内投資家が買わないのか?を考て欲しいのです。
一例は、年金基金が、どうして日本株の運用枠を激減させるのか?
やはり、根本を真摯に考える必要がありそうですね。

このブログでは、価格の下方硬直性に注目してきました。
昨日の「主体別売買動向」での外国人の大幅な売り越し額で感じたのは、正にこの点でした。
一週間で6000億円の売り越しです。
8月第三週は7519億円の売り越しで、日経平均は-1490円下がっています。
9月第二週は、日経平均は、僅かとは言え5円の上昇でした。
最も、その週の金曜日に日経平均は300円上昇していますので、木曜日では300円安なのですが
それでも、外国人が6000億円売り越した割には下げ渋っているのです。
8月の第三週では、8/17日の15262円が、9月の第二週では11日の15610円が対応します。
この15262円でも15610円でも、国内のセンチメントは悲観一色?
それでも、指数自体は下げ渋っているのも事実なのです。

そして、今後の外国人の動向です。
外国人が合理的であるならば、現在の日本市場は外国人が支配しているのですから、高く売るも
安く売るも、彼らのサジ加減なのです。どちらが合理的なのか?
だから、この二ヶ月、外国人の日本株売りと、円高は同時進行だったのです。
日本自体に対する悲観から日本株を売るならば、為替は円安に向かいます。
昨年の5月~6月が、一週間をはさんで六週の外国人売り越しでした。(5576億円の売り越し)
今回も、9月第二週で、一週挟んでの六週の売り越し。
注目は、その額で、約2兆円となっています。
今後、これ以上、売ってくるかどうか? 注目は為替との関係になります。

では、個々の銘柄はどうか?
実は、下げ渋るのも理解できるのです。主力株が下がっているのです。
その指標として、NT倍率に注目しています。
9/21日時点のNT倍率は、とうとう10.51倍になってきました。
NT倍率は日経平均÷トピックスですから、日経平均と較べてトピックスが売られている?
要は、コア30に代表される、時価総額の大きい主力株が売られているのです。
現在の時価総額の上位五社は?

おそらく、この質問への正解者は少ないと思います。
①トヨタ(236816億円)②三菱UFJ(109703億円)③NTT(82641億円)
④キャノン(82019億円)⑤任天堂(81318億円)
昨年末が、①トヨタ(287356億円)②三菱UFJ(158198億円)③みずほF(100914億円)
④三井住友(94351億円)⑤NTT(92243億円)ですから様変わりなのです。
特に、三井住友は、上位10社からも外れてきました。
三井住友の時価総額6兆円に、危機感がないとしたら・・・・・?

日本の金融を考えるならば、三井住友をトヨタが買うことが望まれます。
株式交換であれば、トヨタには十分な余力があります。
まあ、冗談半分としても、日本の金融が、危なくなっているのは事実なのです。
HSBCは、日本進出に関し、企業買収は考えていない!ってコメントしていましたが、
現在の都銀を買ってしまった方が近道なのは自明の理なのです。
その意味で、今後の都銀の株価動向には注目です。
近い将来、必ず、何かが起こってくると確信しています。

都銀三行で10兆円減少!

日経平均 16413.79 32.25 日経先物 16380 10 円/ドル  115.85
TOPIX 1566.84 -0.74 TOPIX先 1563.5 -1.0 10年国債 1.625
出来高 191218   NYダウ 13815.56 76.17 WTI 81.93
売買代金 25956   ナスダック 2666.48 14.82 729.50

どうして?このタイミングで?
モルガンスタンレー証券は、SUMCOの目標値を大幅に引き下げました。(従来の6400円→3500円)
これを受けSUMCOは-500円安のストップ安となりました。(終値は4380円)
また、米国引け後発表のBBレシオが予想よりも悪かったとし、半導体関連が大幅安!
信越化学が-110円安、東京エレクトロンが-380円安、アドバンテストが-180円安、アルバックが-130円安
また、決算が減益となった東京精密は-190円安で、この三日間で-1065円下げました。
果たして、SUMCOの決算は本当に悪かったのでしょうか?
各社の格下げから、今日のモルガンのレポート。
昨日までは、その目標値を6400円とし、どうして今日から3500円なのか?
何か、きな臭い感じを受けてしまうのです。
そのSUMCOは10/1日より、日経225への採用が決まっています。

本日のNT倍率が10.475倍となっています。
02年の4月に10.621がありますが、どちらにしても異常値となってきました。
トピックスが売られるのは、銀行株とトヨタ/ホンダ?
時価総額の変化を注意してみましょう。昨年末と9/14日を比較して見ます。
①トヨタ(287356→235733億円)②三菱UFJ(158198→112961億円)
③みずほF(100914→76285億円)④三井住友(94351→63493億円)
⑤NTT(92243→81067億円)・・・・・・・
都銀三行で100724億円減少!10兆円兆なのです!
考えてみてください。
今年に入って10兆円兆の時価総額が、僅か三社で激減しているのです。
どこがメガバンクなのでしょうか?
ここまで株価が急落して、何の危機感もないとしたら?
サブプライムによる金融危機なのではなく、日本自体が金融危機なのです。
株価は、必ず、何かを語っています。
現在の株価が放置されれば、その後に来るものは・・・・・?

本日、日経平均は+32.25円高となりましたが、その実態は?
値下り銘柄数は975銘柄となっています。
問題の三井住友は-20000円安の801000円(三菱UFJは+-0、みずほFha-3000円安)
先物との裁定、オプションの思惑。
ヤリタイ放題の異常な価格形成となっています。
そして、そうならばこそ、しっかり安値を買う!に徹する事が大事となります。
腕に自身があれば、SUMCOの4000円ワレや東京精密の2100円ワレも妙味ありか?

FRBの手腕と日銀の無策?

日経平均 16381.54 579.74 日経先物 16370 590 円/ドル  115.85
TOPIX 1567.58 56.63 TOPIX先 1564.5 62.0 10年国債 1.590
出来高 177597   NYダウ 13739.39 335.97 WTI 81.51
売買代金 25555   ナスダック 2651.66 70.00 723.70

それにしてもですね。
FRBの手腕と日銀の無策が際立った一日となりました。
まあ、それ程、日本人にとって「金融」が無縁なのかもしれません。
そう言えば、日銀総裁は「株の事は素人ですから・・・・・」って答弁していました。
たとえ詭弁にしても、解らない人達に、その生命線を委ねているのです。
これ以上、心配な事はないかもしれません。
今回の各国の中央銀行の政策でハッキリした事は、資産インフレの公認?って考えます。
その担い手が、またしても日銀なのでしょう。
そして、その是非は別として、日本も同様なのでしょう。
少子化や賃金上昇が望めない日本にとって、消費を伸ばすためには、その選択肢は?
世界中がインフレなのです。
今回のサブプライム問題は、結局、世界的な金利上昇懸念を、一旦は後退させました。
投機資金にとって、次のターゲットは?
既に、香港市場は最高値を更新しています。
音沙汰すらなくなった「三角合併」など、どこで火を噴くかわからないのです。
昨日も述べましたが、全銀協会長の、危機感すら感じられない記者会見?
ただただ、呆れるばかりなのです。
金融をになっている多くの関係者が、株価とは無縁なのです。
だから、貯蓄から投資へ!って言っても、言葉の遊びになってしまうのです。
個人投資家の育成なんて、具体策は微塵もないのが現状なのです。
まして、投資家保護なんて?
金融商品取引法も、それはそれで?なんですが、もっと肝心要のことが・・・・。
昨日から、日経先物のイブニングセッションが開始されました。
日本の株式市場は、益々、先物主導、先物優位の市場に向かっているのです。
決して、それ自体を否定してはいません。
ただ、証券会社の自己部門など、間違いなく、一般投資家よりも優位なのです。
投機から投資へ! 本質に迫って欲しいものです。

さて、本日の日経平均は579円高(トピックスは56p高)。
それでも、8/17日の安値から1000円上昇、7/5日の高値からは2000円下の水準なのです。
案の定、大方の解説では、二番底すら確認できていないそうです。
9/3日の16575円を抜けるまでは・・・・?
結局、いつもの事とは言え、彼らには、決して「安値」は買えないのです。
下がって弱気、上がって強気は世の常?
これでは、決して「安値」は買えません!
まだまだ、弱気が大勢です。
個別的には、銀行株と不動産株の動向に注目しています。