病は気から?では相場は?

日経平均 15764.97 -357.19 日経先物 15740 -360 円/ドル  113.17
TOPIX 1525.22 -31.80 TOPIX先 1523.0 -34.5 10年国債 1.510
出来高 176375   NYダウ 13113.38 -249.97 WTI 76.70
売買代金 24989   ナスダック 2565.70 -48.62 709.70

病は気から?
相場に関しても、当然の如く?当てはまります。
最近注目されている「行動経済学」など、正に、理論と現実を両面で考察しようとしています。
有名な慶応大学のO教授も、実践では悩み多き日々を送っているようです。
それだけ、実際の投資行動は、儘ならないものと痛感します。(以上、週報の冒頭より)

昨日の川原神社での勉強会(21回となりました)では、今回の日本株の暴落の分析に基づき
今後の見通しについて考えました。
その引き金となったサブプライム問題に関しても、問題の核心を単純化しました。
おそらくは、的は外れてはいない?って確信しています。
また、今/来週の日経平均のチェックポイントとして、
①8/31日の16569円を上回るか?
②8/29日の15830円を下回るか?
③15680円(昨年の二番底の安値からの2.8%)で止まるか?
④8/17日の15262円を下回るか?    の四点を説明しました。
シカゴ日経先物の15805円や113円の円高から考えても、注目は③となっていました。
そして、ベストシナリオとしては、④から更に、15000円を割れ、14500円?へと説明しました。
それが、何故ベストシナリオなのか?
要は、現在の日本株の状況は、割安だけど底がわからない?(大底の確認が出来ていない?)
だから、14500円?ってなってしまえば、ハッキリしてしまうのです。
おそらく、その時点ではパニック状況となっていますが、時間的には瞬間的?
8/17日の15262円でも、充分な底値なのですが、それを誰もそう思っていないのです。
疑心暗鬼で不安心理が増幅?相変わらず、腰が引けているのです。

そして、こう説明されれば、今日の急落に対しても余裕があったのではないでしょうか。
いつもの、転んだ後の受身?ですね。
あれ程、二番底?二番底?って叫んでいた連中も、今日は一言もありませんでした。
もし、彼らが主張していた二番底ならば、今日の安値15650円は、それなりなのです。
病は気から?
ただ、往々にして相場は、大勢の思惑とは逆になります。
日本は元より、中国を除き(今日も上海と香港は上昇)世界中が警戒感を強めています。
確かに米国の雇用統計は、negative-surprise でした。
それでも、NYダウは-249.97$安で止まっているのです。
日本株に関して、国内に買いの主体が存在しない以上、仕方はないのですが、それでも?

注目の週明けの米国株は?
明日は「7月の機械受注」で週末はSQと懸念材料が盛りだくさん?
日本中が総弱気になっています。
15000円割れの可能性を考えながらも、安値を買う!に徹しましょう。
安値は底値ではありませんが、底値は、必ず安値となります。
個人的ですが、本日は、野村H(8604)の1801円を買いました。
1800円以下があれば、積極的な対応を考えています。

 

安値を買うに徹すれば?

日経平均 16122.16 -134.84 日経先物 16100 -140 円/ドル  115.04
TOPIX 1557.02 -11.50 TOPIX先 1557.5 -11.5 10年国債 1.585
出来高 159111   NYダウ 13363.35 57.88 WTI 76.30
売買代金 22723   ナスダック 2614.32 8.37 704.60

米雇用統計を受け、厳しい週末/週明けとなっています。
NYダウの-249.97$安やナスダックの-48.62p安よりも、問題は為替の113.34円?
一円の円高で、日経平均-250円安(トピックス-30p安)の裁定が起きています。
中国市場を除き、全員が注目した米国雇用統計だっただけにショックは走りました。
パニックと言うよりは、やはり?って、投げやり?の感じではないでしょうか。
シカゴの日経先物は-305円安の15805円となっています。
これを受けての東京市場です。
特に、今週は11日に「7月の機械受注」と週末のメジャーSQです。
それでなくても、波乱含みの、思惑先行の週となっています。(まして週末は三連休?)

では、日本株の今後は?
世界中で日本株が一番下がっているのです。実は、ここにヒントが隠れています。
その暴落の要因は、需給構造のミスマッチにありました。
外国人が売ってきたらどうなるの?
その局面では、先物/オプションなどのデリバテイブが駆使されています。
今回は、円買/株売のスキームが主力となっています。
円キャリーやFX取引での、円売りの残が最高水準となっていました。
今回の急落で、逆に円買いの残も増加してきたと聞いています。
111円で8/17日の安値です。それ以上の円高は?
今回の雇用統計やサブプライムで、米国はリセッション?
そうならないように、FRBは必至なのです。
そんな事に、チャチを入れてもしょうがないのです。実際、米国株は下がってはいないのです。
自分の家が火事になっているのに、他人事の様に、川向こうの火事を心配しているのです。
日経平均の下値のメドとしては、8/17日の15262円の2.8%上(昨年暴落の二番底)15689円?
オーバーシュートして、8/17日の15262円の安値を瞬間更新?
波乱も、ここ数週間と考えます。

そして大事な事は、今回の暴落が、異常かどうかの判別となります。
異常であれば、それは異常ゆえに、必ず是正されます。
中長期に構えれば、日本の個人の金融資産が強みなのです。
現預金で800兆円、何も運用していない資金が放置されているのです。これも異常なのです。
だから、HSBCはじめ外国の金融機関が狙っているのです。
魅力(旨み)がなければ、進出もしなければ、日本株も買わないのです。
たとえ、目先の景気が振れても、個別企業では好業績が維持される可能性があります。

安値を買いましょう!
当然、保有銘柄の評価損が膨らんできますと、リスク許容度は減少します。
口で言うのは簡単ですが、実際の投資行動は?(売りたくなったら買え!自分に言っています。)
だから、いつもの転んだ後の受身が大事なのです。気持ちの余裕ですね。
安値を買う!に徹すれば、安値を売る!には通じません。
また、特に今週の様な局面では、目移りしないことが肝要と考えます。
銘柄を絞り込んで、思った安値で買う!(それ以外は買わない!)

信越化学(8390円/7790円)武田(7960円/7480円)トヨタ(6600円/6250円)(時価/メド)
キャノン(6280円/5780円)新日鉄(789円/748円)ホンダ(3780円/3430円)
三菱UFJ(106万円/99万円)三井住友(846000円/777000円)
野村H(1890円/1805円)ドコモ(17万円/16万円)TDK(9540円/8890円)等々

この様に、考えている銘柄を書き出し、この値段?って。

三井住友の時価総額は?

日経平均 16257.00 98.55 日経先物 16240 50 円/ドル  115.38
TOPIX 1568.52 -0.95 TOPIX先 1569.0 -1.5 10年国債 1.610
出来高 204198   NYダウ 13305.47 -143.39 WTI 75.73
売買代金 27087   ナスダック 2605.95 -24.29 690.70

三井住友の時価総額を知っていますか?
本日、引け値では戻ったものの、一時は年初来安値を更新しました。
その安値の837000円で、時価総額は6兆4730億円に過ぎません。
6/12の121万円から、僅か三ヶ月で2兆8800億円が減少しました。
ファナックや富士写真、日立など主力企業一社の時価総額に匹敵します。
まして、三菱UFJもみずほFも同様ですから、その国富の減少たるや?
そして、この間、経営からの株主や市場へのメッセージは何もないのです。
金融庁もしかりです。
こんな大異変がおきても、株価は市場が決めるもの?なのでしょうか。
時価総額が激減して、経営の責任がないならば、誰のための経営なのでしょうか?
本日の日経新聞の一面に、HSBCの日本進出の記事が出ています。
大事な事は、株主にとって現在の邦銀に魅力があるのかどうかなのです。
旧態然の感覚では、株主は企業買収側を選択するしかありません。
メガバンクのメガの意味は、一体なんなのでしょうか?
やはり、外資との提携以外に解決の選択肢はなくなったようです。

さて、本日の相場です。
ヤリタイ放題なのか?やられ放題なのか?
なんとしても先物主導の「裁定相場」となっています。
まして、日経平均は+98.55円高でトピックスは-0.95p安のバランスの悪さ。
値上り銘柄は509社で値下りは1105社と、値下り銘柄が大幅に上回っていました。
指数の乱高下に対し、下げに関しては市況解説が出来ても、上げに対しては?????
何で戻りだしたんでしょうか?って無責任な解説も。
とうとう、PKO(price-keeping-operation)なんて死語まで登場しました。
要するに、売りが多ければ下がるし、買いが多ければ上がる!
こんな単純なことが解ってはいないのです。
先物/オプションのなせる業に過ぎないのです。
売り叩ける(裁定が効く)範囲までは売られ、思惑が達成されたから戻したのです。
それでも、一回一回、その下値の硬直性は確認されていきます。
市場センチメントに煽られることなく、安値を買って行きましょう。

個人的ですが、本日は8604の1905円と7013の345円を買いました。
7203と4502と7267は、微妙な指値で買えませんでした。

情けない!って解説までも

日経平均 16158.45 -262.62 日経先物 16190 -210 円/ドル  115.90
TOPIX 1569.47 -27.27 TOPIX先 1570.5 -22.5 10年国債 1.620
出来高 180882   NYダウ 13448.86 91.12  WTI 75.08 
売買代金 25892   ナスダック 2630.24  33.88  691.50 

今日の相場が、日本の現状を適格に語っているのでしょうか?
懸念された連休明けの米国株は続伸、シカゴ日経先物も+150円高の16550円でした。
特に、日本株との連動性の高いナスダックは+33.88p高の2630.24pでした。
7/19日の高値が2724.74pですから、3.47%の下げまで戻っているのです。
しかも、年初来の安値は3/14日の2331.57pですから、安値からは12.8%の上昇なのです。
為替も116.29円(NY時間)為替との裁定もおきにくい?
日本株上昇にとって、これ以上の条件はなかったぐらいなのです。
結果は、先物主導で急落してしまうのです。日経平均は-262.62円安、トピックスは-27.27安。

では、何故?
前場から、公的機関の現物の売却が注目されていました。
後場からは、案の定?その気を逃さず先物主導で売り叩かれました。
市況解説では「情けない!」って嘆き/諦めの声が聞こえていました。
中には「市場自体に構造的な欠陥があるのでは?」って、ちょっと的を得た解説も。
確かに、これだけの条件が揃っても急落してしまうのです。
いつまでも米国株が堅調とも限りません。
一体、米国株が急落したらどうなるの?
不安心理が増幅されるのは仕方が無いかもしれません。

それでも、冷静に考えれば、売りが多ければ下がる!のです。
今日の下げには、為替が絡んでいない事からも、国内金融機関の売りが引鉄でした。
先物主導で売り叩いてくるのは常道で、今始まったことではありません。(倫理観の欠如)
公的機関であれば有るほど、この売国奴!って思えても、期待するほうが間違っている?
彼らは、ただただ決められたことを決められた通りに執行しているに過ぎないのです。
要は、売りが多い!買が少ない!からなのです。
先物主導は、必ず、隙あらば!で、好機を決して逃しはしないのです。
来週の9/14日はメジャーSQだけに、注意は必要となります。(但し、急落とも限りません!)

そして、この局面で、大事な事は、安値を買う!なのです。
いつもながら、安値を買う!に徹すれば、安値を売る!事にはなりません。
本日は、不動産株から売られました。(欧州系ファンドの外し?とされていますが果たして?)
自社株買いが入ってこないキャノンが叩かれました。
後は、銀行株など主力株の全面安。
繰り返します!安値を買う!
そうは言っても、必ず、下値は硬直的になります。
日経平均やトピックスなど指数から売られますが、最終的には個別銘柄で裁定されます。
日経平均ならば16000円割れを、トピックスならば1550p以下を買い下がり?
トヨタでみれば、6500円で配当利回り2%となります。国債と比べてみましょう。
また、槍玉に上がっている悪役の銀行株も、必ず下げ渋ります。

中国国内投資家に門戸が開かれる香港市場が急騰しています。(二ヶ月以内?)
その余波は、近い将来に日本にも押し寄せてくるでしょう。
日本株の急落を嘆く前に、安値を買うチャンス!(自分にも言い聞かせています。)

香港の急騰は?

日経平均 16420.47 -104.46 日経先物 16400 -140 円/ドル  115.82
TOPIX 1596.74 -8.70 TOPIX先 1593.0 -15.5 10年国債 1.615
出来高 145790   NYダウ 休場   WTI  
売買代金 19025   ナスダック      

本日は予想通りの下落となりました。
トピックスと銀行株との裁定、全体としては無味乾燥な一日となりました。
東証一部の出来高は14億5790万株、売買代金は1兆9025億円の低水準。
先物主導とは言え、為替と絡まない分、出来高も減少?
連休明けの米国株に今晩発表の米国ISM製造業景気指数を懸念して?
それならば、香港市場はどうなんでしょうか?
香港は連日の急騰なのです。
やはり、日本の市場は、どこか機能不全に陥っているようです。
問題は、機能不全に陥っても、それに気がつかない、気がついても放置している、その理由を
他人(他国)に求めている、決して自己完結しない無責任な構造にあるのでしょう。
株価は信用創造します。
中国の膨張に、如何に対応するのか?
どうもハゲタカどころの騒ぎではないように思えます。

現在の主要国の株価がどうなっているのか?(過去52週間の安値と対比してみます。)
日本:15262→16420(7.5%)米国:11273→13357(18.5%)上海:1704→5235(207.2%)
香港:17220→24026(39.5%)韓国:1303→1874(43.8%)インド:11445→15465(35.1%)
英国:5774→6287(8.9%)仏蘭西:5018→5612(11.8%)独逸:6080→7606(25.1%)
比較するのが嫌になりますね。
本当に、情けない国なのです。
今回のサブプライム問題で、日本は断トツで一番下げました。
しかも、この一年間をとっても、最も上昇していないのです。
では、どうして?
愚問ですね。買わないからです。
では、日本企業に魅力がないのでしょうか?
これも愚問なのです。
やはり、安値を買えない日本人に、明日はないのかもしれません。
近い将来、日本株も香港同様、take-offしてくるでしょう。
でも、その原動力は、自己増殖した中国マネーと、行き場を失った投機資金?

まあ、嘆き/愚痴も出てしまう状況なのです。
それでも、解決法があるとすれば、一人でも多くの個人投資家が株を保有する事なのです。
その意味でも、安値を買いましょう!
本日の前場、トヨタの株価とキャノンの株価が逆転しました。(分割以降初めて?)
とにかく、時価総額トップのトヨタや銀行株。(トピックス上昇には不可欠)
買えば上がるのですから、自らが目覚めて欲しいものです。