高ベータで低PERを!?

日経平均 17963.64 -194.29 日経先物 17970 -210 円/ドル  120.85
TOPIX 1757.29 -18.88 TOPIX先 1754.0 -24.0 10年国債 1.855
出来高 218955   NYダウ 13851.08 -149.33 WTI 75.57
売買代金 29011   ナスダック 2687.60 -32.44 684.70

米国株安(シカゴ日経先物は-230円安)に円高(120.85円)となれば仕方なし?
サブプライム問題で世界的な金融不安?(金融が売られる!)
自国通貨が強くなって株がどうして下がるの?(輸出関連が売られる!)
本当に不思議な国の株式市場なのです。
本日は東証一部の値下りは1430銘柄(値上りは233銘柄)の全面安(鉄鋼/原発関連を除き)
特に、金融/通信に+トヨタ/ハイテクなど高ベータが売られていました。
この環境下、野村證券からは「高ベータかつ低PERに注目!」とし「都市銀行/信託銀行に注目
したい。」のレポート(7/17日)が出ていました。
一週たっても、その姿勢を貫いて欲しいものです。

先物主導(トピックス)の下げです。
当然、「高ベータ」がその裁定に利用されます。(売却の対象となります。)
しかも、下がっている(低迷している)銘柄ほど利用され易い?のです。
通信/銀行など「高ベータかつ低PER」が狙われるのです!
この通信/銀行の現水準は、既に今年の安値?日経平均では16500円の水準となっています。
売りやすい(売られやすい)銘柄で「裁定」しているのですから当然と言えば当然?
それでも、よくよく考えてみましょう。
株式が上昇し、土地も値上り、景気もデフレから脱却し金利も上昇、それでも銀行株の水準は
二年前と変わりません。(投信販売も急増、M&Aもこれからです。)
また、通信って、衰退産業なのでしょうか?
それにしても、ドコモの配当利回りは2.74%あるのです。(本日175000円)

本日の東証一部の売買代金は29011億円となっています。
その内、500億以上の銘柄が五銘柄ありました。
①新日鉄(1385億円/終値958円/+3円高)②三菱重工(1309億円/897円/+42円高)
③東芝(705億円/1154円/+30円高)④住友鉱山(700億円/3220円/+30円高)
⑤日本製鋼所(501億円/2080円/+133円)
売買代金500億以上の銘柄は、この全面安でも全てが上昇しているのです。

では、どうして通信/銀行が値下りして、鉄鋼/原発関連が値上りするのでしょうか?
需給の面からは、実に簡単な答えとなります。
通信/銀行は貸株市場から容易に株券が調達できるのです。(株を借りて裁定に利用する。)
反面、新日鉄など値上り組みは、株の持ち合い促進により、実需が好転しています。
また、東芝は株主総会で社長自らが株価の目標を明示しました。(1500円?)
自社の株式に対する経営者の意識の違いもでているのです。
ただ、企業買収の観点に立てば?
自社の株価に対する意識の少ない会社ほど狙われやすいのです。
その意味でも、世界的な金融の再編の渦の中、日本の銀行の行く末は?
三井住友の外国人持株比率は、四季報に寄れば40.4%となっています。
証券でも、野村Hは44.1%となっています。日興コーデイユアルの買収価格は1700円でした。
野村Hの現在値の2100円が、どんなに危ういか?

今週の週報では、日本特殊陶業についてふれました。
株価の安さは、決して経営者の「美徳」ではないのです。(決算発表時の慎重予想)
企業買収はされてからでは遅いし、たとえ防げてもコストは高くつきます。
真に、株主や社員の事を考えるならば、株価に対する配慮も必要となるのです。

週明けの18000円ワレを!

日経平均 18157.93 41.36 日経先物 18180 50 円/ドル  122.22
TOPIX 1776.17 8.17 TOPIX先 1778.0 8.5 10年国債 1.885
出来高 257023   NYダウ 14000.41 82.19 WTI 75.92
売買代金 33286   ナスダック 2720.04 20.55 678.10

大変な一週間でした。
地震という不確実性が、改めてリスク管理の必要性を訴えました。
柏崎原発など論外ですね。
効率の追求が、逆に非効率性を生んでいく、皮肉と言えば皮肉な事なのです。
自動車業界に与えた「リケン-ショック」もそうですね。
今週は、CS証券など先物業者には、格好な「材料」を提供した一週間だったのです。
トピックス先物から日経先物へ、そして現物との裁定。
業種では、金融/通信/不動産が、個別では「時価総額」が売られました。
期待が持たれた「銀行株」が売られ、トヨタも売られました。当然、東電も。
週末には、値下げを発表したKDDIや発火電池のソニーも急落しました。
新興市場では、週末ヘラクレス指数が5/22日の1400.88pを下回り1398.45pとなりました。

一方、新日鉄が960円と一気に高値を更新。人気の集中となっています。
売買代金も、28283億円/30033億円/27765億円/33286億円と増加の一週間でした。
大きな変化は、その個別銘柄の売買代金に現れていました。
7/20日の売買代金33286億円の内、500億以上が七銘柄ありました。
①新日鉄(2714億円/終値955円/36円高)②三菱重工(1189億円/855円/60円高)
③住友鉱山(1008億円/3190円/200円高)④住金(959億円/767円/12円高)
⑤東京電力(674億円/3320円/80円安)⑥小松(546億円/3990円/160円高)
⑦JFE(519億円/8590円/320円高)
東京電力は別として、新日鉄や三菱重工などへの集中振りが良く現れています。
逆に考えれば、売買代金が3兆円を超えてきても、トヨタや銀行など常連組の売買代金は・・・・?

指数(先物)売買は、CS証券中心にその主導権を握られても、その反面で、着実に相場の
エネルギーは増加し始めているようです。
そして、その「指数」も、先物主導で現物で裁定するのですから、裁定される個別銘柄があと
どれだけ下げるかなのです。
トヨタの下げは?都銀の下げは?通信(KDDI/ドコモ/NTT)の下げは?不動産の下げは?
週末の米国株が急落しています。(NYダウ:-149.33$安/ナスダック:-32.44p安)
シカゴの日経先物も17950円(-230円安)となっています。
週明けの東京市場で、どの株がどれだけ下げるのか?
安値を買う!と思えば、狙い目の週明けとなります。
日経平均で考えれば、26週移動平均の一標準編差が17973.67円です。
ポイントは、この水準を切った時点と考えます。

KDDI(9433)が急落しています。
今回の急落は7/19日の引け後、KDDIが基本料金を半額へ引き下げることを発表、ソフトバンクも対抗
即刻、料金の引き下げを発表したことに起因しています。
それでなくても、裁定の槍玉「通信」が、更に売られやすくなったのです。
携帯業界では、アップルの「Iフォン」が話題となっています。
大型商品と考えられ、どこと提携するか?市場の注目と考えられます。
個人的ですが、今回のKDDIの料金半額が二年契約であるため「Iフォン」前の顧客囲い込み作戦
って考えています。要は、KDDIはアップルとの契約は?(予想外の弱腰に思えます!)
それでも今回のKDDIの急落は、過剰反応である事は間違いありません。
先物との裁定が、その分やり易くなったのでしょう。7/20日には-61000円安の847000円!
このブログや「週報」では、KDDIの90万円以下に注目してきました。
90万円以下を買っても、値下りしている事になります。では今後の対応は?
まずは、7/23日の決算発表をみてみましょう。株価の落ち着きを判断しましょう。
次の狙い目は80万円ワレがあれば?と考えます。(中途半端は禁物で保有は持続)

 

ACCSESSが教材に?

日経平均 18116.57 100.99 日経先物 18130 80 円/ドル  121.97
TOPIX 1768.00 9.35 TOPIX先 1769.5 9.0 10年国債 1.900
出来高 211290   NYダウ 13918.22 -53.33 WTI 75.05
売買代金 27765   ナスダック 2699.49 -12.80 673.70

新日鉄が43円高の921円と新値更新となってきました。
いよいよ89年の上場来高値984円が視野に入ってきました。
本日の出来高は2億2431万株(前場8981万株/後場1億3450万株)売買代金は2013億円の大商。
その新日鉄効果からか、日経平均/トピックスも後場から反発しました。
そんな中、「ドコモと銀行は下がりっぱなし・・・・・ですか?」の質問。
確かに、日経平均が100円高の中、ドコモは4000円安の183000円、三菱UFJも三井住友も
下がったままなのです。
どうして、通信と銀行(金融)は下がるのでしょうか?
いつもの事ながら、売りが多いから(誰かが売っているから)下がるのです!
当たり前ですね。
では、どうして売りが多いのでしょうか?しかも、この安値の水準で?
ドコモ(NTT)や銀行株の「売り注文」をチェックすれば、一値が大口なのです。
このブログでは、何回も述べていますように、トピックスとの裁定なのです。
その為には「時価総額」が狙われるのです。
金融と通信、それにトヨタ/ホンダを加えれば、もう完璧の布陣となります。
その意味でも、本日の先物(特にトピックス先物)の動きを見れば・・・・・?
トピックスを売って金融/通信+トヨタ/ホンダで裁定する。常套手段なのです。
それでも、裁定される現物株にも、その限界はあります。
昨日「もう一度主力株の株価をチェックしてみてください」と述べたのはそのためです。
ドコモや銀行に限らず、弱みを見せれば、野村Hも東電も急落するのです。
よくよく考えて見ましょう。
誰が、こんな水準を叩き売ってくるのでしょうか?
機械的な売りは、それらの株の「安値」を試します。必ず、価格は下方硬直してきます。
一発必中ではなく買い下がり!
後は「時間軸」の問題となります。

また、新興市場の下げが止まりません?
本日も東証一部の小型株指数は0.7%上昇しても、マザーズ指数は22.28p安(850.59p)
新興市場に関しても質問が寄せられています。
今回は、その代表としてACCSESS(4813)に注目しています。
ある意味では、新興市場の現況の指標と考えています。
そのACCSESSですが、とうとう30万円丁度まで下がってきました。
決算の赤字が嫌気されていますが、それは「のれん」の償却によるもの、売り上げは?
ドコモの中村社長が「企業買収されたら困る企業」って発言していました。
おそらく、新興市場に関しては、技術力が再評価される時期が近づいているのでは?
このACCSESSが、どこまで下がって、どこから反発するか?
また、その反発のキッカケが何なのか?
これは新興市場全体の見方の「教材」と思っています。

個人的ですが、本日は豊田通商(8015)の3010円を買い増ししました。

 

売買代金3兆円に注目!

日経平均 18015.58 -201.69 日経先物 18050 -160 円/ドル  121.75
TOPIX 1758.65 -19.46 TOPIX先 1760.5 -15.0 10年国債 1.905
出来高 222175   NYダウ 13971.65 20.57 WTI 74.02
売買代金 30033   ナスダック 2712.29 14.96 665.90

昨日の相場が先週の火曜日に類似していたことを述べました。
指数の下げ(日経平均が27.68円安/トピックスが5.09p安)に比べてコア銘柄が大幅安だった?
そして、本日も先週の水曜日に類似したのです。
先週の水曜日は日経平均が203.16円安、トピックスが21.48p安の全面安。
本日は日経平均が201.69円安でトピックスが19.46p安の全面安でした。
両日とも為替が121円台に入り、円買い/株先売りの「裁定」がでていました。
相も変わらず、例のCS証券の先物売が目に付きました。
ただ、同じ先物主導でも、日経先物の出来高は7/11日が85639枚(前場が53552枚)本日が
116669枚(前場が73550枚)の大商いとなっています。特に前場の出来高ですね。
どの様なスキームなのか?
500枚から1000枚単位で叩き売ってくるのですから、瞬間的には抗する術がないようでした。
前日にコア銘柄を売って、翌日、指数を先物で叩く!
それに為替や金利の変動が絡んでいるようです。
しかも「米国株買い/日本株売り」なんてペアトレード?まで囁かれていました。
情けないことに、米国株が上がっても下げてしまうのですから、では米国が下げたら?
このペアトレードも、その意味では説得力があるようです。でも真偽の程は?

どうして日本株が下げるのか・・・・・・???の混乱した解説。
インテルとヤフー(米国)が時間外で急落しているから・・・・・?
今晩のFRB議長に議会発言に対する懸念が・・・・・?
サブプライム問題が根本にある!なんて解説も。
やはり、地震と選挙が外国人の売りを誘っている!なんて解説も。

売りが多いから下がってしまう!
こんな当たり前の事に、誰も気がつかないのです。
しかも毎度毎度おなじみの、CS証券中心の先物主導の急落なのです。
先物主導の機械的売買です。
当然、最終的には現物で「裁定」されます。
だから、指数に寄与するコア銘柄が売却の対象となります。
それでも、いくら貸株市場が潤沢と言っても、売買には「価格」があります。
コア銘柄であればコアで有るが故に、その「下げ」にもメドがあるのです。
来週からは、四半期決算の数値が出てきます。
好決算が出てからでは、裁定も出来なくなるかもしれません。(先週の信越の例など)
しかも、下がったコア銘柄を買っているのは?

本日の売買代金は3兆33億円と3兆円を超えてきました。(先週との大きな違い?)
もう一度、主力銘柄の株価をチェックしてみてください。
トヨタは?キャノンは?武田は?信越は?ホンダは?ソニーは?銀行株は?
安値を買う!と思えば、下がれば買場?に違いないのです。
個人的ですが、本日も野村Hの2115円を買い増ししました。

 

出来高上位10社は?

日経平均 18217.27 -27.68 日経先物 18210 -60 円/ドル  121.93
TOPIX 1778.11 -5.09 TOPIX先 1775.5 -7.5 10年国債 1.925
出来高 205307   NYダウ 13950.98 43.73 WTI 74.15
売買代金 28283   ナスダック 2697.33 -9.67 666.30

先週の火曜日と同じように「時価総額」が売られました。
トヨタが-120円安、三菱UFJが-2万円安、三井住友が-3万円安、任天堂が-1450円安など
時価総額上位10社で、武田が20円高とドコモの1000円高以外八社が軒並み安となりました。
(キャノンが-40円安、みずほが-2000円安、NTTが-2000円安、ホンダが-70円安。)
感覚的には、トピックスで-20p安、日経平均で-200円安?
それでも、実際のトピックスは-5.09P安で日経平均は-27.68円安でした。
指数の結果だけならば、相変わらずの小動き?に終わっているのです。
また、出来高上位10社と売買代金上位10社にも特徴がありました。

まず、出来高上位10社です。
①双日(+36円高)②丸紅(+38円高)③東レ(+22円高)④第一中央汽船(+39円高)
⑤新日鉄(+11円高)⑥日成ビルト(+28円高)⑦マテリアル(+28円高)⑧シルバーホック(+80円高)
⑨東芝(+1円高)⑩住金(+4円高)
見ての通り、出来高上位10社は全て値上りなのです!
次に、売買代金上位10社です。
①丸紅(+38円高)②トヨタ(-120円安)③双日(+36円高)④三菱UFJ(-2万円安)
⑤住友鉱(+85円高)⑥三井住友(-3万円安)⑦東レ(+22円高)⑧三井物産(+85円高)
⑨野村H(-15円安)⑩小松(-30円安)
丸紅、双日、物産などが上位を占め、時価総額の上位銘柄(自動車/金融)は大幅安なのです。

本日の東証一部の値上り銘柄と値下り銘柄数は、603銘柄と992銘柄。
単純に出来高が多かった上位10銘柄は全てが値上りで、売買代金を見ても、上位を占めています。
反面で、時価総額が大きい主力株は、軒並み安となっているのです。
また、ACCSESS(4813)に象徴されるマザーズ指数など、新興市場も総崩れ?
ACCSESSは32700円(-3万円安)と、昨年4/28日の高値118万円から「半値/八掛け/二割引」以下で
安値を更新していました。(今回はACCSESSで新興市場の動向を見ています。)
どうもバランスの悪さを感じてしまいます。
株価の「勢い」だけを重視し、株価の「位置」そのものを軽視しているように思えます。
中堅の日本特殊陶業(2070円)に関しても、日本碍子(3260円)との比較は?
財務諸表は「損益計算書」だけではないのです。
そこには「貸借対照表」も「キャッシュフロー計算書」もあるのです。
ACCSESSにしても日本特殊陶業にしても、その技術力が評価されてしかるべき?と考えます。

個人的ですが、本日はトヨタの7570円、野村Hの2165円、NTT都市開発の219000円/227000円と
三井住友の114万円を買いました。
トヨタと三井住友は買い増し、野村HとNTT都市開発は買い下がりの方針です。