『円買い』の残高から変化を読み取る?

3/18日 (前場)日経平均:+546.71 37943.23円 Topix:+39.66 2787.78p

(前日)NYダウ:+353.44 41841.63$    ドル円:149.56円

 

日銀の”利上げ”観測から長期金利が上昇し、日米金利差の縮小から円高が進む…

円高進行から日本株が売られる…このプロセスが同時に相互に繰り返される…

投機的な『裁定取引』…当然ですが各市況とも『先物』で主導に。

その結果…一方向に先物の残が積み上がる…当然ですが、先物は反対売買で清算。

その一例が…シカゴの『円買い』のポジション。

日銀に加え…T大統領の円安をけん制する発言から…『円買い』の残高が過去最高に。

その数値が…3/11日公表分が4日の183955枚から7165枚の減少へ…

この減少が一時的なものか…転換点を示すものなのか…

『円買い』自体は…日米の金利差から…negative-carry(コストがかかる)。短期勝負?

さてさて…この『裁定取引』に巻き戻しが入れば…

『株安/金利上昇/円高』が…『円安』から『株高』を誘発する可能性も…

そのきっかけは…

明日は日銀とFOMC。米ロ首脳会談に週末の米”クワドルプルウィッチズ”…

何位しても、重要イベントが盛り沢山に…

 

 

”リクルート”の急落に思うことは…

3/17日 日経平均:+343.42 37396.52円 Topix:+32.27 2748.12p

(前日)NYダウ:+674.62 41488.19$   ドル円:148.88円

 

三菱重工が+12%の大幅高。上場来高値を更新。三菱UFJも高値を更新…

一方で…リクルートやニトリは安値を更新…全面高の中…その下げが目立っていました。

特にリクルートは-465円安の急落で5日連続安。トッパンの保有株売却を巡って波乱の展開?

ただ…リクルートは5200万株/4500億円の『自社株買い』を発表しています。

トッパンの売却の”受け皿”には十分のハズ…?要は…理屈はどうであれ…投機筋の標的に…

問題は…大株主のトッパンには『情報公開』の基礎が欠落していますし…

リクルートも事実確認と今後の対応を公表すべき…『株価への意識』の欠如…

東証の『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』はどこへ行った?

勿論…リクルートの『安値を買う!』って観点からは…絶好の『狙い目』にも…

ッバフットさんに言われて…またまた『商社株』が上がり始めましたが…

『安値』の見極めができなければ…ですね。

 

何となくも…腑に落ちる事に。

3/14日 日経平均:+263.07 37053.10円 Topix:+17.48 2715.85p

(前日)NYダウ:-537.36 40813.57$    ドル円:148.44円

 

日経平均のSQ値…”36483円”…俗に言われる『幻のSQ値』に…

昨日の後場からの日経平均の急落も…何となくも…腑に落ちる事に。

投機筋にとっても…『思惑』が達成すれば…当然ですがポジションの”巻き戻し”に。

日経平均は急反発。37000円台の回復。

半導体関連株の大幅高が目立っていましたが…一方で、信越化学は安値を更新…

また、Toppanによる売却が報道されたリクルートも大幅安。

円高でも株価は下がっていたニトリは、円安を理由に急落。安値を更新…

何にしても…日本を代表する主力株。自社の株は自社で守ってほしい…

『資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応』…経営側の意識の濃淡。

意識不足の『経営』には…キャノンが正にお手本に…

特に…ニトリ。美術採集の前に…自社株に対する配慮が望まれますね…

『不適切にも程がある…』

3/13日 日経平均:-29.06   36790.03円  Topix:+3.45 2698.36p

(前日)NYダウ:-82.55 41350.93$    ドル円:147.78円

 

後場から…”いったい何が起きたの…?”って”ぼやき節”…

朝方は+500円の上昇…全て吐き出しマイナスへ。米株先物下落もありますが…

キッカケは日銀総裁の国会答弁。明らかに”利上げ”に前のめりに…

発言の内容はともかくとしても…その発言を理由に投機筋が動く…

明日の『SQ値』への思惑も考えられますが…異常な値動き…事実は事実。

少なくても、中央銀行の総裁たるもの…市場への最低限の配慮は必要。

春闘を好結果に導いたのは『日銀』ではなく…各企業の努力に違いない…

市場の動向を見極め…『利上げ』は急ぐ必要はないのですが。

まあ…四の五の言っても始まらない事は十分承知しますが…

『不適切にもほどがある…』 

連日で、長い”下ヒゲ”を形成…

3/12日 日経平均:+25.98 36819.09円 Topix:+24.19 2694.91p

(前日)NYダウ:-478.23 41423.48$    ドル円:148.48円

 

市況解説では…”円安が支え、米関税政策の不透明感は重荷”(N証券)だそうで…

それでも…前日のナイトセッションでの安値は36110円。連日で…長い”下ヒゲ”を形成。

何しろ…少し目を離せば…日経平均は100円は違ってしまう…

日経平均の100円って…”こんなに軽いの?”って思えてしまう。

当然…先物は現物と裁定される…日替わりで『寄与率』銘柄が狙われてしまう。

本日は…アドバンテストやレーザーテックにデイスコなど”半導体関連”が大幅安。

一方で…日立や三菱重工に任天堂…下げれば戻る…きちっと『安値』を狙う事に。

さて…今晩は米CPI(日本時間:9:30)…

数値によって…上なのか下なのか…どこか違和感を覚えます。