今週のポイントは?

日経平均 16364.76 14.74 日経先物 16380 30 円/ドル  118.08
TOPIX 1616.71 -2.31 TOPIX先 1615.5 -3.5 10年国債 1.760
出来高 156224   NYダウ 11986.04 -32.50 WTI 59.14
売買代金 21674   ナスダック 2330.79 -3.23 629.20

本日も、先週同様、バランスの悪い一日でした。
結果だけならば、日経平均は+14.74円高でトピックスは-2.31p安、小動きの一日なのですが?
(しかも、出来高は15.6億株、売買代金は2.16兆円の閑散状態でした。)
それでも、日経平均の高値/安値の幅は194円、トピックスの安値は1601.43pでした。
好決算(トヨタは2兆円の利益!と報道)のトヨタやジェイテクトが、寄付から、各々-140円安と
大幅安! 「好決算は織り込み済み」と解説されました。
問題は、日本を代表する時価総額断トツのトヨタが、いきなり-140円安となる市場性なのです。
しかも、そのトヨタが、結局は+70円高の7030円で引けるのです。
寄付のトヨタと引けのトヨタ、一体どこが違っているのでしょうか?
引け後の解説では「好決算に対する期待に加え円高一服で上昇」なんて言っていました。
株価の上げ下げに、後付けで「理由」を考えていては? 困ったことですね。
いつもの事ながら、先物主導(指数の裁定)が、その要因なのです。
トヨタですら、その例外ではないのですが、トヨタが目立ちだしたと言う事は、もう既に「峠」は
見え出したのでは? そんな風に思ってはいるのですが?

また、N経済新聞の今週の見通しを読んでも、先週までの「強気」の解説は微塵もありません。
上がって強気?下がって弱気?
いつもの事とは言え、一寸先は闇!故に、謙虚に読ませて頂いています。
ただ、今までの検証から考えれば、おそらくは今回も、相場の反転は近いのでしょう。

さて、今週のポイントです。
①トピックスの底入れは?
⇒今回の相場に関しては、トピックスが日経平均に対して割り負けています。(NT倍率上昇)
特に「金融」「通信」などの内需関連が売られています。
先物主導の下げとなっているのですが、個々の銘柄がどこまで下がるのか?具体的に計測して
みましょう。個人的には、1600pワレで十分と思っています。
逆に、その1600pワレからは、主力株(トヨタやキャノン)が狙い目となります。

②金融株の動向に注目?
⇒①に絡みますが、トピックスの「底入れ→反転」には、金融株の「底入れ→反転」が不可欠?
主力銀行株が、長期間持ち合っています。
どちらにしても、上下は別としても動き始めるタイミングと考えています。
三井住友の125万円、三菱UFJの145万円、みずほFの88万円など狙いたい水準?
そのキッカケは、やはり今回は「消費者金融問題」と考えています。

③日経平均の週足(26週移動平均)のプラス転換は?
⇒今週末はSQとなりますが、日経平均が週末、16601.78円を越えられるか?
この値段を超えてきますと、週足ベースのゴールデンクロスが効果を発揮します。
来週では、この数値が16155.45円と越えやすい水準になってきますが、その分13週移動平均自体も
16105.98円と上昇して、デッドクロスの可能性もでてきてしまいます。
できれば、今週中にトレンド転換することが望まれます。

また、7日の米国中間選挙が気になりますが、既にNYダウは六日連続安!となっています。
思わぬ急落は、その分、買いジャンスと思っています。
かなり慎重になっているだけに、過度の心配は不要とは思います。

先物の蹂躙は?

日経平均 16350.02 -25.24 日経先物 16350 -40 円/ドル  117.22
TOPIX 1619.02 -3.49 TOPIX先 1619.0 -4.0 10年国債 1.705
出来高 152606   NYダウ 12031.02 -49.71 WTI 58.71
売買代金 22166   ナスダック 2334.35 -32.36 619.29

今日一日もそうでしたが、とにかく先物に蹂躙された一週間でした。
先週末、日経平均は-142.53円安の16669.07円でしたが、どの解説者も強気一辺倒でした。
この一週間、確かに米国株が安かったのは事実です。
為替が円安に振れたのも事実です。
それにしても、どうして「米国のGDPショック」なんて大げさに言いのけるのでしょうか?
問題の核心は、米国にあるのではなく、日本自体の投資姿勢にあるのです。
確かに、金融株指数売却/トピックス売却、コア銘柄売り/トピックス売り、円買/トピックス売り
など、トピックスを中心に「売り」が進みました。
これは、月末の「トピックス浮動株基準」の見直しが関係していたのでしょう。
そのスキームは、わかりません!
日経先物には100枚単位の売買が頻発しているのです。(時としては1000枚も)
値動きを見ても、尋常ではないのです。
裁定買残が5兆円を超えた!って売り(恐怖心)を煽るのですが、八月に4兆円を超えた!って
大騒ぎした(株価は急落)したのと、同じなのです。
何も、突然、5兆円に増えたのではないのです。
もし、この裁定買残が、本当の理由であれば、10月からの戻りは有り得なかったのです。
答えは、売れば儲かる?その状況にあるのです。
だから、金融庁も、その指針を出してはいるのですが、完全に無視されているようです。

本来は、現物市場が、それ相応の価格形成に準じれば、先物の横暴は許されません。
問題の核心は、この現物市場の機能不全にあるのかもしれません。
流動性の確保のために潤沢にされた「貸し株市場」が、一途に業者の為になっているのです。
勿論、最終的な「売り」は、必ず、誰かが買っているのです。
その意味では、どんなに先物の「売り叩き」があっても、その限界はあるのです。
最終的には、個別銘柄の一銘柄一銘柄の「安値」を計測すればよいのです。
たとえば、トヨタは?キャノンは?って。
特に、今週の下げに関しては、トピックスの「金融」と「通信」、日経平均の「値嵩ハイテク」
とソフトバンクなどを考えれば?(その安値、あといくら下げるか?を考える!)
その場合、PBRを持ち出すのも一方かもしれません。
急落した「消費者金融」の武富士(8564)を見てみましょう。
武富士の決算発表では、引当金による赤字の額が、06/9月期は1442億円、07/3月期は1095億円
となるそうです。(この半年で347億円の利益)
この額は、一株について-750円の赤字になります。
この赤字を、純資産から引きますと、一株当りの純資産は6919円-750円=6169円となります。
是非は(好き嫌いは)別として、株価はこの近辺に収斂すると思っています。
また、今回の「消費者金融」の問題が、長引くとすれば、金融自体の混乱と、それに纏わる
業界の再編となっていくでしょう。(外資は狙っているのです!)
したがって、この業種が「赤字」になるのは、今期限りでしょう。
武富士が6000円へ戻ったとしても(9/6日は6630円だったのです)不思議ではないのです。

こう(同じように)考えれば、後、トピックスがどれだけ下げるのか?
今回は、トピックスの1600pワレで十分と思います。(本日は1607.94p)
先物の売り叩きは、決して、今!始まったことではないのです。
その分、主力株の安値が買えるし、逆に、こんな時にしか、安値は買えないのです。

週末(三連休)、広島へ出張します関係上、週明けのポイントは9/6日夕方に解説の予定です。

無味乾燥の中にも

日経平均 16375.26 -24.13 日経先物 16390 40 円/ドル  116.95
TOPIX 1622.51 5.09 TOPIX先 1623.0 9.5 10年国債 1.710
出来高 164726   NYダウ 12080.73 -5.77 WTI 58.73
売買代金 24462   ナスダック 2366.71 2.94 606.79

本日は、日経平均が-24.13円安でトピックスが+5.09p高と、昨日の全く逆となりました。
指数の小幅な増減とは裏腹に、相変わらずの先物の大商い
そのために「裁定」される個別銘柄は、それなりに激しい動きになっていました。
トヨタが-120円安の6810円(引けは6930円)、キャノンが-70円安の6200円(引けは6310円)
好決算を発表した激安商社の三菱商事が-50円安の2200円(引けは2220円)等々。
そして、何よりも「公取問題?」ってソフトバンクが-130円安の2430円(引けは2435円)。
全て、指数に対する寄与率の問題なのです。
以前にも述べましたが、この先物(指数)の影響は、決してトヨタやキャノンなど大型主流株も
例外ではないのです。(10/12日近辺に中小型株から乗り換えていたらどうなったか?)
それでも、折角付けてくれた「安値」を見送ってしまったら?
勿論、先物主導の売り叩き、本当に無味乾燥な事は事実なのですが。

さて、豊田通商が1950万株の公募(更にトヨタに539万株の第三者割り当て増資)を発表。
調達資金は全額、子会社に対する投融資などに充当するそうです。
この発表を受け、株価は-270円安の3170円を付けましたが、勿論、この公募は買い!ですね。
ここで推測しなければならないことがあります。
子会社に対する投融資など!って?
借り入れで済むところを、あえて自己資本を増やすのは?
おそらく、株式交換による子会社などの吸収合併なのでしょう。
豊田通商はトーメンを、同じ方法で吸収合併しています。
トーメンエレク(7558)など、その最右翼になるのではないでしょうか。

また、同じ発想で言えば、グループ内外でも大型の案件が出てくる可能性も浮かび上がります。
愛知製鋼(5482)と大同特殊鋼(5471)が合併するとか?
まあ、これは冗談としても、愛知製鋼の工場立ち上げ費用の前倒し計上など、何か匂うのです。
本日、東海理化(6995)が+305円高の2645円となってきました。(業績上方修正)
業績不振組の変化率の大きさだったのでしょうが、その意味では、三ヶ月先(四半期)は?
今回の不振組みの、アイシン(7259)や愛知製鋼がグループの例外とは考え難いのです。

更に「応用」です。
タチエス(7239)と言う馴染みのない株があります。
株価は、ここ四ヶ月、全くの無風状態?(8/9日安値/10/5日高値:785円/915円)
今年の3/27日に1406円の高値を付けた後、業績不振(07/3月期赤字予想)により急落しました。
自動車のシートの国内最大手。
日産系とされていますが、全く見え隠れしないトヨタに急接近?(協豊会メンバー)
注目の決算発表は11/16日に予定されています。(単体では黒字転換しています。)
最大のポイントは、PBRです。何と!0.57倍なのです。
本日の株価は871円なのです。一株当り純資産が1505円もあるのです。
国内最大手のシートメーカーが、その気になれば、簡単に吸収できる状況にあるのです。
一から工場を建てるよりも、株式交換って?それに、人材までも手に入るのです!
11/16日までに、何しろ流動性がありませんから、小口に徹して、密かに買っていくのも?

無味乾燥の相場の中、どこかにヒントが無いものかと。
とにかく、安値に徹しましょう!この一言ですね。

 

トピックスの反転は?

日経平均 16399.39 47.54 日経先物 16350 -30 円/ドル  117.36
TOPIX 1617.42 -3.23 TOPIX先 1613.5 -10.0 10年国債 1.720
出来高 163311   NYダウ 12086.50 -3.76 WTI 58.36
売買代金 23889   ナスダック 2363.77 13.15 607.40

やはりと言えば、やはりでした。
昨日の大幅安(日経平均317円安)に対し、N経済新聞の解説でした。
何と!「GDPショック」だそうです。
「GDPショックが外国人投資家のまとまった日本株売りを招いた」(10/31日:朝刊)
このGDPとは、先週末に発表となった「米国の7/9月のGDP」のことです。
この数値が予想を下回ったことで米国株安の影響がでたそうですが、当の米国がどれだけ
下げたか?分かって解説しているのでしょうか?(当のNYダウは、-73$、-3.76$安の微減)
だいたい、日本株は、その前日(金曜日)も-142.53円下がっているのです。
週末のシカゴの日経先物の出来高(299枚)をみても、今回の下げは、かなり意図的なのです。
さらに、ダメ押しに「急ピッチの円安修正、九月の鉱工業生産指数低下など悪材料が重なって
にわかに先高感が後退した」と解説しています。
本当に、今回発表の鉱工業生産指数の数値は期待を裏切るほど悪かったのでしょうか?
もう少し、現場に即して、真面目にやって欲しいものです。

さて、本日も、実にバランスの悪い展開となりました。
日経平均は+47.54円高でしたが、トピックスは-3.23p安、NT倍率は10.139倍となりました。
どうも、トピックスが売られる構図は変わっていないようです。
特に、金融と通信が悪玉になっていました。(トヨタすらも-50円安となりました。)
どちらにしても、金融や通信、それに激安商社などが見直されない限り、トピックスはなかなか
上昇してこないでしょう。
ただ、逆に、金融、通信、商社が、あとどの位下げるかって考えれば、トピックスも?
金融のなかでも銀行は?
三井住友が128万円(-5万円安)が125万円? みずほが91.1万円(-1万円安)が90万円?
三菱UFJが147万円(-1万円)が145万円? それ以下が買い!と思えば?
では、通信は?
KDDIもドコモも、ソフトバンクの価格設定に過敏に反応しました。(一旦テーマ性は崩壊?)
それでも、ドコモの175000円、KDDIの70万円以下を狙ったら?
また、商社など、激安!と称されるそのものなのです。(三菱商事、物産、伊藤忠など)
発表された決算数値をみてみましょう。いつまでも、激安とは限らないのです。
こう考えますと、トピックスも1600Pワレを想定しておけば?と思っています。

本日、トーメンエレク(7558)がストップ高してきました。(引けは+267円高の2235円)
下がっていた理由が「トピックス浮動株基準」だったので、当然と言えば当然だったのですが。
それでも、10/26日の安値は1790円でした。
少なくても、1800円台は、その気になりさえすれば、思いの外、買えたのです。
売りが多いから下がるのです!この事は、いつでも肝に銘じておきましょう。

とにかく、丹念に「安値」を買いましょう。
いくら、先物主導と言っても、叩けなくなれば、その分、反発は強くなるものです。

金融庁長官の発言!

日経平均 16351.85 -317.22 日経先物 16380 -310 円/ドル  117.36
TOPIX 1620.65 -30.08 TOPIX先 1623.5 -30.0 10年国債 1.725
出来高 186321   NYダウ 12090.26 -73.40 WTI 60.75
売買代金 28651   ナスダック 2350.62 -28.48 601.00

金融庁の五味長官が講演の席で次の様に述べています。
「証券会社には、利益追求の側面だけではなく高い公共性があり、証券会社の自己規律の維持
向上を通じて、適切にその機能を発揮し、市場の信頼性向上に寄与することが求められている」
正に、その通りなのです!
これは、現在の証券会社が利益追求の余り、その公共性の認識に欠け、自己規律が不足し、著しく
市場の信頼性を損ねているって、暗に述べているのです。
その金融庁の「指針」は、八月末に各証券会社に通達されているので、今回の発言は、その指針を
確認する意味合いがあるようです。
当然、長官が公の場で発言したのです。それなりの「裏」は取っているのでしょう。
更に、その発言には「法に触れ無ければ大丈夫」的な行為を、強い口調で否定しています。
一般投資家との「利益相反」が、必ず生じるからです。
いつも述べていることですが、早く、証券会社自体からの自浄が求められるのです。

その金融庁の指針とは裏腹に、本日も先物主導の「急落」でした。
N経済新聞によれば、先物を主導しているのは外国人と、ミニ日経先物を通じた個人投資家?
その紙面からは、証券会社の自己部門の影はひとかけらも見えません。
はたして、こんな歪んだ報道が許されるのでしょうか?
日本株が、どうして、二日間で450円も下げるのでしょうか?(本日は-317.22円安)
後付の理屈はいくらでも、そして「利益確定売り」なんてN経済新聞の常套句。
もう一度、金融庁長官の発言を読んでみて下さい。
不自然な価格形成は、結果的には、是正されることになるのでしょう。

では、ここ二日間の下げは?
売りが多ければ下げる! その下げは? 先物主導の下げは間違いなし!
では、誰がその売りの主体なのか?
答えは、金融庁長官の発言を待つまでも無いのです。
では、どうして、そんな売りができるのか?(利益が出るとは限らないのでは?)
ここからは、推測(憶測)になりますが、本日の「トピックス浮動株基準」の見直しでしょう?
最近のNT倍率も、ここがターゲットだったのでしょう。
また、本日の下げは全面安(値上り/値下り:199/1447銘柄)、特にトヨタ(+グループ)や
キャノン、東京エレクといった主力株がさげています。
25日移動平均が16392.02円ですから、その水準を割り込んできました。
どうしても、短期的に大幅な急落となると、自信喪失になりがちです。
それでも、この急落を、安値を買う!チャンスと思えるか?

個人的には、本日は、三井住友の133万円を売却し、東京エレクの8720円、キャノンの6360円を
買いました。二銘柄とも下がっていますが、200円下を買い下がるつもりです。